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絹(シルク)への印刷方法

絹(シルク)の特徴と印刷方法をご紹介いたします。
絹(シルク)は蚕の繭の生糸から作られた、肌触りがなめらかで美しい光沢がある布生地です。熱に弱い性質があるため、印刷方式も限られてきます。

弊社で保有するUVインクジェットプリンタは印刷時に熱を発生させず、絹に直接フルカラー印刷することが可能です。「富岡製糸場と絹産業遺産群」が世界遺産登録された際には地元新聞社様のご依頼を受けて、縫製済みのシルク生地にカラー写真付きの号外新聞記事のデータを印刷いたしました。

絹に印刷して製作した新聞
絹に印刷して製作した新聞

UVインクの弱点としては、頻繁に洗濯する必要のある衣料用途では剥離しやすいということです。弊社の事例では絹製の賞状だったり、絵画を印刷して飾ったりと、主に記念品や展示品、観賞用途として活用されています。実際に富岡製糸場近くのお土産屋では、「世界遺産登録記念シルクアート」と称し、額に飾られた状態で販売されました。

群馬県産のシルクで製作した土産品
群馬県産のシルクで製作した土産品

余談ですが、絹(シルク)への印刷を考えて「シルク 印刷」と検索された方は、「シルク(スクリーン)印刷」という印刷技法ばかりが上位表示されてしまうのではないでしょうか。

シルクスクリーン印刷は孔版印刷の一種で、細かい孔(あな)がたくさん空いた版から圧力によってインクを通過させ、印刷したいメディアに転写する技法です。版には布が使われており、その布はメッシュと呼ばれています。今でこそメッシュには合成繊維が使われていますが、かつては絹を使っていた名残から、今でも「シルクスクリーン印刷」または「シルク印刷」と呼ばれています。

弊社ではUVインクジェットプリントによる絹(シルク)生地への印刷を、ロット1部より受け付けております。絹をはじめとした布への印刷事例や関連コンテンツをご覧になりたい方は、下記の「布印刷」をクリックしてください。

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